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node: garment_zori
type: garment
slug: zori
title: "草履"
lead: "草履は着物に合わせる平たい鼻緒履きで、革や漆塗り、あるいは藺草の台に、布で包んだ鼻緒をすげたものである。下駄が木の履物であるのに対し、草履は改まった場の履物として残った。"
published: 2026-08-18
updated: 2026-08-18
image_file: zori.jpg
image_source: "https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Zori.jpg"
image_author: "Ken FUNAKOSHI — woven rush zori at Shikinaen, Okinawa"
image_license: "CC BY-SA 2.0"
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## 概要

台は平らかやや踵側が高く、革、漆塗り、ビニール、藺草などで仕上げる。鼻緒は綿を入れて布でくるんだ紐で、着物に合わせるか、あえて外して選ぶ。格は素材で読む――漆や錦の台に細い鼻緒なら礼装、藺草張りなら普段である。女性の草履では台が高いほど格が上がるという見方もある。

## 着方と特徴

足袋を履いて合わせ、足を台いっぱいに乗せないのが約束である。踵は台の後端に置き、爪先は前端まで出さないので、後ろに一、二センチ台が見える。鼻緒は親指と人差し指で挟み、歩幅は自然と小さくなる。新しい鼻緒は固く足に当たるため、履く前に手でもんで緩めておく。

## 歴史

鼻緒のある藁履きは古くからあるが、草履が荒い草鞋や高い下駄と分かれて改まった平履きになるのは江戸時代である。藁や藺草は近代に革へ、さらに二十世紀にはビニールや合成底へ替わり、それが日常の着物が消えたあとも草履が残った理由でもある。革底に裏金を打った雪駄は、その男物の礼装形である。
