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node: garment_yayoi_dress
type: garment
slug: yayoi_dress
title: "弥生時代の衣服"
lead: "弥生時代の衣服は、頭を通す穴をあけた麻布の貫頭衣であり、男は幅の広い布を体に巻いて結んだ。文字に記された日本最古の衣服で、中国の魏志に描かれている。"
published: 2026-08-15
updated: 2026-08-15
image_file: yayoi_dress.jpg
image_source: "https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Replica_of_clothes_at_Yoshinogari_Ancient_Ruins_02.jpg"
image_author: "Motokoka — kantoi replicas, Yoshinogari Historical Park"
image_license: "CC BY-SA 4.0"
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## 概要

貫頭衣は、布に頭を通す穴をあけただけの、これ以上ないほど簡素な衣である。魏志倭人伝は、女は一枚の布の穴に頭を通し、男は幅の広い布を裁つことなく巻いて結んだと記す。体に合わせて仕立てることはなく、裁つこともほとんどなかった。

## 着方と特徴

衣は肩から下がり、腰で紐や同じ布の帯を結んで押さえる。吉野ヶ里などの復元品は麻布二枚を縫い合わせ、染めずに用い、織り終わりの端は房のままとする。弥生の衣服の実物は出土しておらず、復元はいずれも出土した布片と魏志の記述からの推論であって、細部は互いに食い違う。人々は裸足で歩き、装身具を持つ者は限られていた。

## 歴史

織布は水稲耕作とともに列島へ入り、原始機は麻や苧麻をその後千年にわたる庶民の衣料へと変えた。絹も同じ頃に北部九州に現れるが、日常の衣ではなく身分の標であった。続く古墳時代には朝鮮半島から仕立てられた二部式の衣——上衣に袴または裳——が入り、縫わない衣は姿を消した。
