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node: nasir_al_mulk_mosque
type: art
slug: nasir_al_mulk_mosque
title: "ナシル・アル・ムルク・モスク"
lead: "ナシル・アル・ムルク・モスクは、カージャール朝の貴族ナスィーロル・モルクことミールザー・ハサン・アリー・ハーンのために1876年から1888年にかけてシーラーズに建てられたモスク。バラ色のタイルと、毎朝冬の礼拝堂を色とりどりの光で満たすステンドグラスから「ピンク・モスク」の名で親しまれる。"
published: 2026-07-12
updated: 2026-07-12
image_file: nasir_al_mulk_mosque.jpg
image_source: "https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mezquita_de_Nasirolmolk,_Shiraz,_Ir%C3%A1n,_2016-09-24,_DD_60-62_HDR.jpg"
image_author: "Diego Delso"
image_license: "CC BY-SA 4.0"
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## 概要

ナシル・アル・ムルク・モスクはシーラーズの旧市街に立つ。カージャール朝の貴族でナスィーロル・モルクの称号をもつミールザー・ハサン・アリー・ハーンの発願により、建築家モハンマド・ハサネ・メーマールとモハンマド・レザー・カーシーサーゼ・シーラーズィーのもとで1876年から1888年にかけて建設された。

## 特徴

ヴォールトを覆い尽くすバラ色のタイル装飾で名高く、この珍しい色調から「ピンク・モスク」の通称が生まれた。西側の冬の礼拝堂の正面には色ガラスをはめ込んだ木の扉が並び、晴れた朝には低い太陽がその文様を絨毯とねじり柱の上に投げかける。建物はこの効果を捉えるよう意図的に向きが定められた。5つの窪みをもつ「真珠のアーチ」のような伝統的要素と並んで、タイル絵には花文様の中にヨーロッパ風の建物を描き込むなど、カージャール期らしい新奇さも見られる。

## 歴史と影響

モスクは今も使われており、創建者の一族が設けた寄進財団が維持管理を続けている。2010年代に朝の光を捉えた写真が世界中に広まり、イラン建築を象徴するイメージのひとつとなって、シーラーズへ世界各地から訪問者を引き寄せている。
