---
node: garment_khat
type: garment
slug: khat
title: "カト頭巾"
lead: "カトは古代エジプトの簡素な袋状の頭巾で、布を頭にかぶって後ろで袋にまとめる。縞のネメスより簡素で、よく用いられた王家と神の頭巾だった。"
published: 2026-08-10
updated: 2026-08-10
image_file: khat.jpg
image_source: "https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Head_of_king_or_queen_in_Khat_headdress_MET_21.9.2_view_1.jpg"
image_author: "The Metropolitan Museum of Art"
image_license: "CC0"
---

## 概要

カト（アフネト）は頭髪を覆う柔らかな頭巾で、余りを後ろに袋や尾のように垂らして結び、ネメスの硬い縞の垂れを持たない。飾りがなく体に沿い、顔を素朴に縁取った。

## 着方と特徴

頭にかぶって帯や鉢巻で留め、緩んだ布を後ろにまとめ、王や王妃が略式や葬送の場で、また特定の神々が着けた。頂に冠や額のウラエウス（コブラ）を戴くこともできた。

## 歴史

カトは中王国から確認され、のちのエジプト美術を通じてネメスの静かな代わりとして、しばしば葬送や宗教の場面で用いられた。その素朴で包み込む形は、ファラオ時代の残りを通じて王の彫像や棺に現れる。
