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title: "花郎"
lead: "花郎は「花の若者」を意味する新羅のエリート青年組織で、統一期の指導者たちを生み出した。倫理・音楽・詩・武芸を修めた貴族の少年たちの結社である。"
published: 2026-07-09
updated: 2026-07-09
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## 概要

6〜7世紀、新羅は貴族の少年たちを花郎の集団に組織した。彼らは聖なる山河を巡りながら、倫理、音楽、詩、武芸を修めた。後代の史料である『三国史記』と『三国遺事』は、僧・円光が二人の花郎に授けたという「世俗五戒」を伝える。王への忠、親への孝、友との信、戦いで退かぬこと、命を奪うに択びをもつこと、である。

## 役割

花郎は若い貴族層を王権と戦場に結びつけ、統一期の指導層を輩出した。金庾信は花郎の指導者であり、660年の黄山伐の戦いで百済の陣に突撃して散った少年武人・官昌は、その殉難の象徴となった。

## その後

統一後、花郎は衰退した。以後、民族主義的な歴史叙述から今日のドラマやゲームまで盛んにロマン化されてきたが、乏しい初期史料と近代以降のイメージは区別して見る必要がある。
