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node: hadrian
type: person
slug: hadrian
title: "ハドリアヌス"
lead: "ハドリアヌス（76年–138年）は117年から138年までのローマ皇帝。拡大を止めて帝国全土を巡り、ブリタニアに長城を築き、パンテオンを再建した。"
published: 2026-07-11
updated: 2026-07-11
image_file: hadrian.jpg
image_source: "https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bust_of_Emperor_Hadrian_in_the_Museo_Archeologico_(Naples).jpg"
image_author: "Commonists"
image_license: "CC BY-SA 4.0"
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## 人物

ハドリアヌスは117年から138年までのローマ皇帝で、トラヤヌスの後見を受けて育ったその後継者であり、同じくローマ領ヒスパニアのイタリカにゆかりを持つ。ギリシャ文化を深く愛する精力的な行政家で、治世の半分以上を属州の巡行に費やした。

## 何をしたか

トラヤヌスが征服したメソポタミアを放棄し、国境の安定を選んだ。ブリタニアでは122年に帝国の北限を画す全長約120キロメートルの「ハドリアヌスの長城」の建設を開始し、ローマではパンテオンを再建、ティヴォリには広大な別荘を営んだ。ユダヤのバル・コクバの乱（132年–136年）は、莫大な人命を奪う戦争のすえに苛烈に鎮圧した。130年に寵愛したアンティノウスがナイル川で死ぬと、彼を神格化し、その名を記念する都市や祭祀を設けた。後継については、アントニヌス・ピウスがマルクス・アウレリウスを養子とすることを条件に、ピウスを養子に迎えて道筋をつけた。

## 後世への影響

いわゆる五賢帝の一人に数えられ、征服よりも安定を選んだ皇帝として記憶される。長城、パンテオン、ティヴォリの別荘はローマ時代の最も名高い建造物に属し、その霊廟はサンタンジェロ城として現存する。ユルスナールの『ハドリアヌス帝の回想』は、現代の想像力のなかに彼を生かし続けている。
