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node: ban_chiang
type: event
slug: ban_chiang
title: "バーンチエン遺跡"
lead: "バーンチエンはタイ東北部ウドーンターニー県にある東南アジア屈指の先史集落遺跡で、前2100年頃から紀元200年頃まで人々が暮らした。東南アジアで最も早い部類とされる青銅器づくりの証拠を残し、タイの物語の最古の章を担う。"
published: 2026-07-10
updated: 2026-07-10
image_file: ban_chiang.jpg
image_source: "https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jar,_Thailand,_Ban_Chiang_culture,_late_period,_ca._300_BCE-ca._CE_400,_Painted_earthenware.jpg"
image_author: "Haa900"
image_license: "CC0"
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## 何が起きたか

バーンチエンは前2100年頃から紀元200年頃まで続いたマウンド状の集落で、住民は稲を栽培し、家畜を飼い、副葬品とともに死者を埋葬した。前1500〜前1000年頃には青銅の生産を始めており、これは東南アジアで最も早い部類の冶金とされる。後期には、名高い赤い文様の彩文土器がつくられた。

なお、この年代は科学的な再検討を経た修正後のもので、当初はこれよりはるかに古いとする説が唱えられていた。

## 背景

遺跡は1966年に偶然発見された。訪れた学生が土器片に足を取られて気づいたと語られるのが、一般に伝えられる経緯である。1974〜75年の本格的な発掘で放射性炭素年代にもとづく編年が得られた。これらの発見により、学界では東南アジアを冶金の単なる受け手ではなく、独立した早期の中心地として見直す再評価が進んだとされる。

## 影響

バーンチエンは1992年にユネスコ世界遺産に登録された。彩文土器はタイ先史時代の象徴となる一方、盗掘や贋作の対象にもなった。この遺跡は、タイ系の王国が現れるはるか以前にさかのぼる、タイの歴史の最初の章を支えている。
