---
node: arab_conquest_of_egypt
type: event
slug: arab_conquest_of_egypt
title: "アラブのエジプト征服"
lead: "アラブのエジプト征服（639〜642年）では、カリフ・ウマルのもと、将軍アムル・イブン・アル＝アース率いるアラブ・ムスリム軍がビザンツ帝国からエジプトを奪った。これによりエジプトのイスラーム時代が始まった。"
published: 2026-07-10
updated: 2026-07-10
---

## 何が起きたか

639〜642年、カリフ・ウマルのもと、将軍アムル・イブン・アル＝アース率いるアラブ・ムスリム軍がビザンツ帝国からエジプトを奪った。当初の兵力は数千（初期の記録によって数字は異なる）で、のちに増援を受け、640年にヘリオポリスで勝利し、641年には現在のオールド・カイロにあたるバビロン要塞を陥落させた。アレクサンドリアは同じ641年に条約により引き渡され、645年のビザンツによる奪回の試みも撃退された。征服者たちはアレクサンドリアに代わる新首都として、フスタートを建設した。

## 背景

ビザンツ領エジプトは、ササン朝ペルシアとの長い戦争で疲弊しており、619〜629年にはペルシアの占領下に置かれていた。さらに、帝国教会（カルケドン派）とエジプトの合性論派（ミアフィシス派）との間の、キリスト教の教義をめぐる内部対立も抱えていた。

## 影響

この征服により、エジプトのイスラーム時代が始まった。キリスト教徒とユダヤ教徒は、初期イスラーム法のもとで人頭税を納める庇護共同体として信仰を続けた。その後の数世紀で、行政や日常生活の言語はコプト語・ギリシア語からアラビア語へと置き換わり、エジプトはカリフ政権の豊かな属州となり、さらなる拡大の足がかりとなった。
