---
node: garment_ao_tu_than
type: garment
slug: ao_tu_than
title: "アオ・トゥー・タン（四身衣）"
lead: "アオ・トゥー・タンはベトナム北部の四枚仕立ての衣で、二枚の後ろ身頃を縫い合わせ、二枚の前身頃を結べるよう遊ばせた長い前開きの衣である。イェムの胸当てと頭巾と合わせ、北部の農村女性の典型の装いである。"
published: 2026-08-10
updated: 2026-08-10
image_file: ao_tu_than.jpg
image_source: "https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%C3%81o_t%E1%BB%A9_th%C3%A2n_1a.jpg"
image_author: "Momili000 at English Wikipedia"
image_license: "CC BY-SA 3.0"
---

## 概要

アオ・トゥー・タンは四枚の布からなり、縫い合わせた後ろと、自由に垂れてふつう腰で結び合わせる二枚の前身頃を持ち、鮮やかなイェムの胸当てと長いスカートかズボンの上に前を開けて着る。濃く無地の布は日常、色を重ねれば祭りの装いだった。

## 着方と特徴

イェムとスカートの上に着け、前身頃を腰で結ぶか垂らし、幅広の布帯・平たいクアイタオの笠・巻いた頭巾で仕上げる。全体が、クアンホの民謡歌い手と北部デルタの村々の装いである。

## 歴史

アオ・トゥー・タンは黎朝期の北部で形をとり、二十世紀に体に沿うアオザイに道を譲るまで、そこの農村女性の日常と祭りの装いだった。民俗・舞台の衣、そして北部の村の象徴として残る。
